ステンドグラス美術館について

伊豆高原ステンドグラス美術館は、英国から譲り受けた伝統ある1800年代中心のステンドグラスが至る所に配されています。
英国教会で多くのステンドグラスを手がけたチャールズ・ケンプ、童話挿絵でも有名なハリー・クラークのガラス職人時代の作品など、どれも実際に英国の教会や聖堂、貴族の貴賓室やプライベートルームを飾っていた本物のアンティークステンドグラスです。
ステンドグラスやランプの柔らかな光があふれる幻想的な館内は、アンティークオルゴールやアンティークパイプオルガンの音色、アロマの香りが満ちた癒しの空間です。
館内に置かれたソファにお掛けになって、ゆっくりとお楽しみください。

  • 貴族の館マナーハウス

    中世貴族の館「マナーハウス」をイメージして作られた建物は、まるで海外に来たかのような雰囲気。

  • 柔らかな光に包まれた館内

    アンティークステンドグラスからこぼれる柔らかな光と、アンティークの品々が作る独特の雰囲気に癒されて。

  • ゆったりとお楽しみいただくために

    館内にはいたるところにイスやソファを設置しています。座りながらステンドグラスが造り出す空間をゆったりとお楽しみください。

  • 爽やかな風が流れるテラス

    伊豆の海を臨むテラスでは爽やかな風が流れ、空と海の青、木々の緑が美しく絶好の撮影ポイントにもなっています。

  • セント・ミッシェル教会

    側面にウリエル・ラファエル・ミッシェル・ガブリエルが描かれた四大天使のアンティークステンドグラスが配されたセント・ミッシェル教会。
    教会内に据えられたアンティークパイプオルガンの演奏会が毎日行われています。教会テラスは伊豆の海が見渡せる、絶好の撮影ポイントとなっています。

  • セント・マリーズ礼拝堂

    セント・マリーズ礼拝堂では鮮やかなステンドグラスの光の下、美しい音色のアンティークオルゴールの演奏会が行われています。また、週末には様々な楽器を使ったミニコンサートも行われています。

ステンドグラスのご紹介

  • 眠れる者を見守るイエス

    教会の窓などに飾られていたステンドグラスは、長い年月の間に破損したり取り壊されたりして完全な形で保存されているものは数少ないのです。
    これは、破損したステンドグラスの一部分、約2000ピースを組み合わせて、伊豆高原ステンドグラス美術館のために新たな作品として作られたものです。 【ジョン・ハードマン工房/イギリス】
    ※ジョン・ハードマン(1812-1867/イギリス)
    イギリス・国会議事堂やウエストミンスター大聖堂、オーストラリア・シドニーの教会など代表的な建築物のステンドグラスを製作しています。

  • 四大天使

    上部左から懺悔の天使ウリエル、癒しの天使ラファエル、神の国を守る天使ミッシェル、神の言葉を伝える天使ガブリエルが描かれています。
    イギリス・ビクトリアンステンドグラスの巨匠といわれるチャールズ・ケンプの特徴は、圧倒的なきめの細かさと、見る者を魅了する人物の美しさにあります。 【チャールズ・ケンプ/1837-1907/イギリス】

  • 金持ちと貧しいラザロ(新約聖書ルカによる福音書16章19-31節)

    ステンドグラスは、文字を読む事が出来ない人々が大勢いた時代に、聖書に書かれたキリストの教えを分かりやすく伝える為に作られ、その布教の広がりや教会建築の発展とともに絵柄や技法が推移してきました。
    この作品では、生前享楽にふけった金持ちは死後地獄の苦しみを味わい、門前にいた病気のラザロは死後神のもとへ行くという、新約聖書の一部分が描かれています。 【1884/イギリス】

  • 神の聖心

    上部右側には、ラテン語で「みんな一緒にイエスに祈りましょう」、左側には「マグダレーナ・ソフィア 私たちに祈ってください」と書かれています。
    そして下部右側にイエスを表す茨が巻き付いたハートが描かれ、左側にマリアを表す剣が突き刺さって涙を流しているハートが描かれています。 【ハリー・クラーク工房/アイルランド】
    ※ハリー・クラーク(1889-1931/アイルランド)
    ステンドグラス作家として著名なだけでなく、「アンデルセン童話集(1916年)」や「ポオ怪奇幻想小説集(1919年)」などの挿絵を、病的とまで言われるような繊細さで描きました。

ステンドグラスランプ

伊豆高原ステンドグラス美術館にはリチャード・リーのランプが多数展示されています。幻想的な世界へ誘ってくれる彼のランプは、館内のいたるところでご覧になれます。

リチャード・リー(1940-2004)

1973年から10年間、アメリカのポール・クリストのスタジオで、ティファニーランプについての知識や勉強をして学びました。その後、ドイツでTIFFANY LEE LANPS DEKORE-TION GMBH社を設立しました。
そこで研究をした結果オリジナルのステンドグラスを作ることに成功し製作するようになりました。
ニューヨークでティファニーの残した作品に触れるたびにインスピレーションを受けるのと併せて、ルーツの部分で深く繋がっていると意識していたそうです。
又、ティファニーとリチャード・リー、2人の共通しているイメージは「光り」です。ティファニーの作品がそうであるように、反射し透過する光こそが「配色」に生命を吹き込むからです。色と光りを制することが、ステンドグラスを、単なるガラスの工業製品から鑑賞できる工芸品へと高め、それを観る人や、実際に側に置く人に感動を与えてくれると信じているからだそうです。

どうぞ私の作品を見て下さい。
溢れる光りを感じて頂けたら幸いです。
また、きっと感じて頂けると確信しております。
リチャード・リー